【新築】デザインはどうする?お洒落な窓の選び方

 

窓からの景色は、住む人の心を癒す大切な役割を果たします。また、外観の雰囲気や室内の採光や換気など、住みやすさも大きく左右します。

同じ選ぶなら、機能性の高いオシャレな窓を選びたいですよね。今回は、窓の役割や種類、窓でさらにお洒落な家にするポイントをご紹介します。

 


コラムのポイント
・窓は家のイメージを大きく左右します。また、採光をし、外界との視覚的な繋がりをつくり、断熱効果や換気など生活に欠かせない大きな役割を果たします。
・窓には採光や断熱効果、換気以外にも、外界と視覚的な繋がりを持つなど様々な役割があります。
・窓を選ぶ時は、家全体のバランスや配置、窓の形にこだわってお洒落な家に仕上げましょう。


 

 

 

 

 

窓は家のイメージを大きく左右

 

家のデザインや外壁の色、屋根の形などによって家のイメージは決まりますが、窓の形によっても大きくイメージは変わります。

 

特に家の外観は、窓の位置や大きさによってがらりと印象が変わります。部屋の中のどの場所、どの位置に窓を設置するかも重要ですが、外から見た時にどんな印象を与える場所に設置するかも重要です。

大小様々な形や大きさの窓がセンスよく並んでいれば、センスの良い方がお住まいなのだろうな、細部までこだわるセンスの良い方なのだろうな…というプラスのイメージを抱くのではないでしょうか。

 

 

窓の設置基準

 

このように、家のイメージを左右する窓ですが、部屋にどのくらいの大きさの窓を設置するかについて設置基準が定められていることはご存知でしょうか。

 

建築基準法では、人が生活をする居室には、窓を設けて自然の光を取り入れなければならないことが明記されています。住宅の場合は、床面積(部屋の広さ)の1/7以上の採光に有効な面積が必要です。例えば、10畳(16.6㎡)のリビングの場合、有効面積として最低でも2.37㎡以上の窓が必要だということです。この場合、有効な採光面積ということなので、有効とされない面積が含まれる場合、窓の面積はもう少し必要になります。

 

新築を建てる際は、これらも考慮して窓の形を考え、選ぶことが大切です。

 

 

 

 

 

 

窓の役割

 

窓は家のイメージを決めるだけでなく、住む人の生活面でも大きな役割を果たします。

 

役割その① 採光をする

 

窓は、外からの光を家の中にまんべんなく取り入れるという大きな役割があります。部屋の中を明るくするだけでなく、私たちの健康にも大きな影響を与えます。自然光をたっぷり浴びることで体内にセロトニンが分泌され、体内時計がリセットされます。そうすることで、精神状態を安定して保つことができるのです。人が健康的な生活を送るためにも、窓は大きな役割を果たしています。

 

その② 外界との視覚的な繋がりを持つ

 

人は生涯の約80%を建物の中で過ごすといわれています。しかし壁に囲まれているだけでは、快適に過ごすことはできません。長時間地下室や映画館のような密室にいると、なんとなく息苦しさを感じたことはないでしょうか。

家の中で快適に暮らしていくためには、外の景色や様子などがわかる外界との視覚的な繋がりが必要です。その繋がり役を担うのが、窓なのです。

 

その③ 断熱効果

 

窓と言っても、中に針金が入っていて丈夫な作りになっているものから断熱性能の高いものまで、様々な種類があります。

高気密・高断熱化された住宅の性能をさらに高めてくれるのが断熱性の高い窓です。この窓は夏の暑い空気にも冬の寒い北風にも影響を受けず、年中快適な暮らしを実現することができます。住んでいる土地によっては、気候にも差があります、気候に合わせて窓も選ぶことで、その力を発揮します。

 

その④ 換気をする

 

窓を開けて換気することで、部屋の空気をしっかりと入れ替えることができます。換気は家にとっての呼吸のようなもので、古い空気を出し新しい空気を入れることで、常に室内を新鮮な空気で保ちます。

現代の住宅は、建築時に24時間換気システムの設置が義務付けられているため、積極的に窓の開け閉めをしなくても常に空気が入れ替わってはいますが、やはり窓を開けて行う換気の心地よさは格別でしょう。

 

その⑤ 景観を楽しむ

 

 

季節によって、自然や周りの風景は少しずつ変化していきます。その変化を、窓を通して見続ける日常はとても情緒あるものです。

窓は外の景色を室内にも取り入れることができます。窓を大きな額縁として考え、そこから見える景色を絵画として捉えることで、常に外の景観を楽しむことができます。

土地情報はこちら


施工例のご紹介


土地情報はこちら


 

 

窓の種類

 

窓には様々な種類があります。新築で家を建てる際は、好みのデザインやサイズを決めておくとスムーズに家づくりを進めることができます。

 

 

◼︎ 引き違い窓


日本の住宅でよく使われている、2枚の窓を左右にずらすことで開閉ができる窓のことをいいます。開け閉めに力が入らないため、広い世代で好まれています。価格が安いので、窓にはそこまで予算をかけられない…という方にとっても選びやすいでしょう。

窓の中では機密性が低いため、別で防寒対策、断熱対策が必要です。また個性的なデザインを好む方にとっては、やや物足りない印象かもしれません。

 

 

◼︎ 外開き窓・内開き窓


窓の左右どちらかが固定されており、外側か内側に押して開くタイプの窓のことをいいます。

機密性が高いため、家の高気密・高断熱性をさらに高めてくれます。また防犯性も高く安心して暮らすことができます。

外開き・内開き窓を設置する場合は部屋の外側もしくは内側に、窓を開閉するスペースが必要です。内開き窓の場合は、部屋の内側にカーテンやブラインドの設置がしづらくなるでしょう。

また、外開き窓の場合は開閉時に虫が室内に入りやすくなるので、苦手な方は考慮した方が良いかもしれません。

 

 

◼︎ オーニング窓


2面の窓が両方とも開く窓のことをいいます。ハンドルを回すことで、窓を開閉します。窓の開く角度を調整できるので、好みの角度で外からの視線を気にせずに窓を開けることができます。

網戸の取り付け位置によっては開閉しにくくなるため、頻繁に開閉しない場所や換気のみを短時間行いたい時に利用する窓として適しています。

 

 

◼︎ FIX窓


FIX窓とは、窓にはめ込まれて固定されており、開閉できないタイプの窓のことをいいます。換気目的ではなく、採光の向上や開放感、外観デザインを意識して設置されます。

機密性が高く、ガラス面を大きく保つことができます。小さいお子様の落下防止にもなるため、安全面でも選ばれる方が多くいらっしゃいます。

窓ガラスの掃除がやりにくい、窓の大きさによってはカーテンが取り付けづらい、という面は考慮しておきましょう。

 

 

 

 

 

お洒落な窓を選ぶコツ

 

家を建てる時は、窓にもこだわってお洒落な家を造りたいたいですよね。窓選びにもいくつかのコツがあります。

 

窓の形にこだわる

 

四角い形ばかりが窓ではありません。周りとは雰囲気を変え、丸い形を選んでみてはいかがでしょうか。丸い形の窓は柔らかさがあり、家のシンボルのような役割も果たします。可愛らしさを求める方にとって、とても魅力的な形の窓を選ぶだけで、ぐっとお洒落が底上げされます。

 

配置を揃えて美しくする

 

窓の位置が揃うことで、とても整った印象になります。窓の上側だけでも揃えておくと良いでしょう。窓の位置が揃うことで、形の違う窓、大きさの違う窓でも安定感を感じることができます。

 

全体的に見たときのバランス

 

外から家全体を見た時のバランスも重要です。小さい窓ばかりがいくつかあるだけでは、バランスが悪くなることもあります。サイズの違う窓を、位置を考えながら設置することが大切です。

 

部屋の雰囲気から窓を選ぶ

 

部屋のどの位置に窓を設置するかによっても、イメージが大きく変わります。部屋の高い位置に窓を設置すれば、部屋の奥まで光が届き部屋全体が明るい雰囲気になります。また、足元や腰の高さといった部屋の低い位置に窓を設置すれば、落ち着いた雰囲気の部屋になります。

 

 

土地情報はこちら


施工例のご紹介


土地情報はこちら

 

 

 

 

 

 

家づくりはお洒落な窓から

 

窓は部屋の間取りに大きな影響を与え、風通しや採光に大きく影響を及ぼします。そしていい位置に設置することで、明るい室内での快適な暮らしが実現します。

これから新築で建てる家の環境やデザインを考慮し、素敵な窓を設置しましょう。