内装にこだわるなら木の家を。選ばれる理由とメリット《つくば》

 

家づくりは温かみのある内装にしたい。木材をふんだんに使って丈夫な家を建てたい。そんな希望を叶えてくれるのが、木でできた自然素材の家です。木の家は、温かみのある住空間に仕上がるだけでなく、選ばれるたくさんの理由やメリットがあります。

木の種類にはどのようなものがあるのか、木の家が魅力的な理由はどこにあるのかを順番に見てみましょう。

 

  

 


コラムのポイント
・木の家は耐久性が高く、美しい木目、リラックス効果のある香り、とたくさんの魅力を兼ね備えているため、世代を超えて愛され選ばれています。
・耐久性や断熱性、調湿性の高さ、火災への強さ、化学物質を含まない、といった多くのメリットが木の家にはあります。
・木材の性質を知り計画的に家づくりを進めましょう。温かみのある丈夫な家では、家族と木材の成長を楽しむ暮らしが実現します。


 

 

 

 

木の家が持つ心地良い住空間

 

古くから日本の家づくりに欠かせない木材。ふんだんに使って建てることで、とても耐久性のある建物を作ることができます。現存している法隆寺や平等院など、1000年以上前に建てられたものも数多く残っており、材質の丈夫さを伺い知ることができます。

木材は周囲の温度を受けることがほとんどありません。そのため木の家は、夏は涼しく、冬は暖かい空間になります。夏に気になるフローリングなどのベタつきもなく、冬のヒヤッと冷たい感触もほとんどありません。

適度な室温を保つことができるので、エアコンに頼りすぎることによる体への負担を避けることができますし、省エネにもつながります。

 

 

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木材の種類と特徴

 

木材にはいくつかの種類がありますが、大きく針葉樹と広葉樹に分けられます。それぞれ性質や硬さが異なります。

 

 

針葉樹

針葉樹は、柔らかく軽量で加工しやすい、肌触りが良いというのが特徴です。縦にまっすぐと伸びるため、柱や梁の建築材として多く使われています。


 

◼︎ヒノキ(檜)

仏閣や神社を建てるための木材として、古くから使われている日本が誇る木材です。

伐採後も200年ほどは強くなり続けると言われており、腐朽しにくいのが特徴です。檜独特のいい香りはリラックス効果が高く、安らぎを覚える人がほとんどでしょう。手触りもとても滑らかです。

 

◼︎スギ(杉)

とても軽く、気密性が低いスギは、反りの原因になる湿気を逃しやすいため、変形や狂いが生じにくいのが特徴です。

赤褐色やピンク系の中心部分、外側は白系といったように木の色の違いがはっきりしています。

 

◼︎パイン(松)

パイン材とは、松の木のことです。白っぽい黄色だったものが、油によって経年変化で艶のある色合いへと徐々に変化していきます。木目にある節がナチュラルなイメージを持つため、カントリー調の家財などに多く使われます。

柔らかいため加工がしやすい分、傷がつきにくいのが特徴です。触り心地も良く、柔らかな香りを持ちます。

 

 

 

 

広葉樹

 

広葉樹は、硬く重く強度がある、傷がつきにくい、振動に強い、というのが特徴です。

しっかりと目が詰まり傷もつきにくいため、ソファーのフレームやデスクなどに最適です。ウォールナット、チーク、マホガニーは世界三大銘木とも呼ばれ、世界的に人気のある高級木材です。


 

◼︎ナラ(オーク材)

耐久性に優れており、大型家具や床材としても人気です。厳密にはナラとオークは違う木材ですが、特徴や色味が似ているため同じ種類として扱われていることが多くあります。

虎の毛並みに似た虎斑という模様がある部分が最も硬くて良い部分とされています。耐水性に優れ、重厚で硬く、反りも生じにくく傷もつきにくいという利点が多いため、長年使い続けることができます。

 

◼︎ブナ(ビーチ)

ブナの木は、白っぽい北欧風の色味やきめ細かな柔らかい質感が特徴です。柔らかい風合いから、子どものおもちゃに多く使われています。

硬いのに曲げに強い、という性質もあるため、曲げて使用されることが多く、家具の脚や背もたれなどによく使われています。

 

 

 

 

木の家が選ばれる理由

 

木の家が選ばれる理由として最も多く挙げられるのが、『素材の強さ』と『リラックス効果』です。

 

 

年月を重ねて強化する素材

木材で家づくりをする場合、しっかりと乾燥させた木材を使います。良質な乾燥材を使用することで強度が増します。建築後も、時間が経つにつれて木の水分が抜けていく中で、強度は増していきます。

また、木材の収縮や変形による不具合も減るだけでなく、シロアリや腐朽菌などの被害にも遭いにくくなります。

 

 

フィトンチッドでリラックス効果

樹木には、フィトンチッドと呼ばれる消臭効果や抗菌性を持つ香りの成分が含まれています。森林浴をした時にリラックスできる、頭がすっきりとした、という効果を感じる方も多いのではないでしょうか。森林浴のようなリラックス効果が期待できます。

 

美しい木目だけでなく、強さ、リラックス効果のある香り、と多くを兼ね備えているため、木の家は世代を超えて選ばれるのです。

 

 

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木の家が持つメリット

 

  

多くの魅力を持つ木の家のメリットを見てみましょう。

 

 

メリット① 耐久性の良さ

木の家が選ばれる理由にもあったように、木の家の強度はとても優れています。引っ張る、圧縮する、曲げるなどに耐えられるので、柱や梁に使われ家を支える役を担っています。そのため、地震や台風が身近にある日本の暮らしにも、適しているのです。

 

 

メリット② 断熱性の高さ

木材は、外気温を伝えにくい断熱性の高さがあります。空気をたっぷりと含み、熱伝導率が低いためです。そのため、夏は涼しく冬は暖かいという快適な室内環境を作り出してくれます。

 

 

メリット③ 高い調湿効果

木材には湿気を吸収・放出する性質があります。そのため、人が快適に感じる湿度を自然に保つことができます。結果、カビやダニの発生を防ぐ効果もあり、健康的な暮らしが実現します。

 

 

メリット④ 火災への強さ

木の家は火災の時にすぐに燃えてしまいそう、火に弱そう、といったイメージがあるかもしれません。木は想像以上に火に対する強さを持ち合わせています。

火災が起きた場合、木材の表面が燃える時にできる炭化層に守られることで、内まで燃えるのに時間がかかります。空気を含んだ木材には可燃性がありますが、ある程度の厚さや太さの木材を使用して家を建てることで、すぐに崩れ落ちる危険性は減らすことができるのです。

 

 

メリット⑤ 化学物質ゼロ

木材は天然素材です。ふんだんに使うことで、人間の体にさまざまな悪影響を及ぼす有害な化学物質の発生を抑えることができます。

昨今問題になっているシックハウス症候群やアレルギー、アトピーなどは、室内の空気汚染などが原因とされています。鼻水や喉の乾燥、頭痛、吐き気といった症状を引き起こさないためにも、家を建てる段階で有害物質を用いない建材を使用することで、リスク軽減につなげることができます。

 

 

 

 

木材をふんだんに使った内装であたたかな暮らしを

 

あたたかな雰囲気の木の家。これから家づくりを進めるのであれば、ゆとりを持った計画を立てて進めていきましょう。木材は自然素材のため、年間生産量が限られています。ヒノキなど人気のあるものによっては入手が困難な場合もあります。

 

住み続けていく中で、ひび割れや隙間、反り、色味の変化など人と同じように変化をする木材は、メンテナンスも楽しみながら大切に暮らし続けていきましょう。