【つくば】休日はメンテナンスで充実!自然素材の家でおしゃれな暮らし
憧れの自然素材の家。暖かな自然素材に囲まれて暮らす安心感はあるものの、やっぱり気になるのがメンテナンスですよね。どんなに快適な家でも、メンテナンスが大変だと住み続けることはストレスになってしまいます。
実は、噂で聞く以上にメンテナンスは難しくないんです。今回は、様々な自然素材のメンテナンス方法、定期的にメンテナンスを行うためのスケジュールを立てるコツをご紹介しましょう。
コラムのポイント
・自然素材の家は、漆喰や珪藻土、無垢材、コルク材などを使った化学物質が含まれない素材で建てた家のことを指します。
・漆喰や珪藻土、無垢材の床、天然リノリウムなど素材の特性を活かしたメンテナンス方法を知っておくと、長く大切に自然素材の家に住み続けることができます。
・必要な道具や方法を把握した上で、スケジュールを立てるとメンテナンスを負担なく続けることができます。
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心地よい自然素材の家
さらっとした触り心地で気持ちいい無垢材の床。味のある漆喰の壁。調湿効果がある珪藻土。自然素材の家に使われる素材には、様々な種類があり、それぞれが個性を持っています。
そもそも自然素材って?
自然素材の家、といっても明確な定義はなく、化学物質が含まれない素材で建てた家のことを指します。漆喰や珪藻土、無垢材、コルク材などが挙げられ、これらの素材が自然素材と言われています。化学物質の有無や影響を気にすることなく、体を大切にしながら暮らすことができるのが自然素材の家です。
季節によって収縮を繰り返したり、水分によって反ってしまったり、と素材そのものが生きているため、性質を見極めてうまく付き合っていくことがメンテナンスのポイントです。
【素材別】メンテナンス方法
では、それぞれの素材別のメンテナンス方法を見てみましょう。
⒈ 漆喰の場合
漆喰とは、壁や天井に利用される塗料のことで、消石灰を主原料としています。この消石灰に糊などを加えて水で練ったものが漆喰です。二酸化炭素を吸収することでだんだんと石灰石に戻っていくため、呼吸する壁と言われています。この呼吸は、調湿機能があり、年間を通して部屋の湿度を快適に保ってくれます。
壁を擦ってしまった、ちょっと汚れがついた、という場合は消しゴムで簡単に汚れを落とすことができます。
手あかがついた、コーヒーやお茶が跳ねた、という場合はサンドペーパーを木片などに巻きつけてこすることで汚れが落ちます。力加減に注意しましょう。
しつこい汚れには、重曹を水で溶いて塗った後、取り除いて薄めた漂白剤をスプレーで吹き付けます。
⒉ 珪藻土の場合
珪藻土とは、藻類の一種であるケイソウの死骸が、蓄積されてできた土のことです。珪藻土だけでは固まらず、壁に塗ることができないので、固める素材を混ぜて塗料にします。漆喰よりも調湿効果が高く、消臭効果もあります。
壁の表面に付いたホコリは、ほうきやハタキで落とします。掃除機で吸い込むこともできますが、吸引加減に注意しましょう。
ほうきやハタキで落ちない汚れは、乾いた雑巾で拭き取りましょう。濡れた雑巾で拭いてしまうと、汚れとともに水分を吸い取りシミになってしまいます。
この時に、力を入れてこすると表面に傷が付いたり、削れたりしてしまいます。優しく撫でるようにお手入れをしましょう。
漆喰同様、軽い汚れは消しゴムやサンドペーパーで落とすことができます。力を入れすぎないように気をつけましょう。
⒊ 無垢材の場合
無垢材とは、合板や集成材とは異なり、使う形をそのまま丸太から切り出したものです。耐久性があり、断熱性はコンクリートの10倍以上とも言われています。調湿効果にも優れ、快適な湿度を保ってくれます。心地よい手触りで、夏はベタつかずにさらっとしており、冬は暖かみがあります。
無垢材はよく乾燥させて使わないと、湿気を吸い込んで盛り上がってきてしまいます。あまりにひどい場合は業者に問い合わせた方がいいのですが、日常のメンテナンスであれば簡単にできます。
傷つきやすく、水分に弱いので乾拭きをします。木の油分が抜けてくると傷みやすくなるので、時々自然素材のミツバチワックスをかけることで、より長持ちします。
醤油や油などをこぼしてしまったら、すぐにぬるま湯で拭きます。落ちにくいようであれば、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸して拭くようにしましょう。
物を落としてへこんでしまった場合は、濡れ布巾を置いてしばらく経ってからアイロンを当てます。そうするとへこんだ部分が元に戻ります。長時間アイロンを当てることでの焦げには注意しましょう。
⒋ 天然リノリウムの場合
天然リノリウムは、亜麻仁油や木粉、石灰岩、コルク粉といったような天然の材料を混ぜ、麻でできたジュートという布に圧着してできる床材のことです。
有害物質が発生しないだけでなく、もしもの時でも燃えにくい床材です。また、素材に含まれる亜麻仁油は抗菌性能が高く、カビやダニを防ぐ働きもあります。
普段は、水に強い素材なので濡れ雑巾で拭いたり、ほうきで掃いたりすることで綺麗に保つことができます。
メンテンアンスのスケジュールを立てるコツ
長期間ほっておいた汚れがこびりついて厄介なものになってしまうように、自然素材の家も長期間メンテナンスをしないでいると痛んできてしまいます。
こまめなメンテナンスができるように、あらかじめスケジュールを組んでおきましょう。
メンテナンスは効率化
スケジュールを立てずに見切り発車でメンテナンスを進めると、必要のない作業に時間がかかってしまったり、予想外に時間がかかり当日中に終わらなかったりしてしまいます。予想外に時間がかかることで、後々の取り組む意欲を削いでしまいます。あらかじめスケジュール管理しておくことで、無駄がなくなり負担なくメンテナンスを続けることができます。
・プランニング
家計管理と同じように、年間に必要なメンテナンスをあらかじめ把握しておきます。
こんなにたくさん……と思うかもしれませんが、各月に落とし込むことでそこまで負担ではない、ということがわかります。
・やることを明確にしておく
メンテナンスの内容も、あらかじめ明確にしておきましょう。
無垢材の場合、乾拭きをしてミツバチワックスを塗る、というように順序立てておきます。必要な道具も書き出しておきましょう。やることがわかっていれば、いざ始めるときも慌てることなくスムーズに進めることができます。
・時間を決める
どのくらいの時間で行うのかも、計画を立てておきましょう。午前中に終わらせられるものなのか、1日がかりで行うものなのか。これがわかっていると、思った以上に時間がかかって焦ることもなく作業を終わらせられることができます。
自然素材の家は、メンテナンスが大変だから住むのは大変そう……と思うかもしれません。しかし、どんなメンテナンスが必要なのか、何をすればいいのかを把握しておくことで、不要な心理負担を避けることができます。
メンテナンス以上に、自然素材の家に住むことで得られることはたくさんあります。魅力的な部分、良い部分に積極的に目を向けるようにしましょう。
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家の健康管理もひとつの楽しみ
健康な人生を歩もうと思ったら、健康管理は必須です。それと同じように、家も大切に長く住み続けようと思ったら、管理やメンテナンスが必要です。負担に思うこともあるかもしれませんが、たくさんの想いを込めて建てた大事な家を大切にし続けるためにも、しっかりとメンテンアンスをしていきましょう。
自然素材の家についてもっと知りたい、実際の住み心地も知りたい、という方は、こちらの施工事例もご覧になってください。
すでに自然素材の家で快適に暮らしていらっしゃる方々の、穏やかな暮らしが肌で感じていただけると思います。
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